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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻10号

1997年10月発行

臨床報告

エキシマレーザーによる乱視矯正術

著者: 藤井清美12 切通洋1 長谷川利英1 前田直之1 渡辺仁1 切通彰1 下村嘉一1 田野保雄1

所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室 2市立堺病院眼科

ページ範囲:P.1665 - P.1669

文献概要

 エキシマレーザーによる角膜乱視矯正術を行つた14眼を検索した。手術既往のない自然乱視9眼と,白内障手術後の乱視5眼である。乱視の平均値は,自然乱視群で−4.72±1.09D,術後乱視群で−3.45±0.72Dであり,術後6か月で,それぞれ−1.56±0.99D,−0.80±1.15Dになった。乱視の矯正値は,前者で67%,後者で75%であった。両者間に有意差はなかった。矯正視力が2段階以上低下したものはなく,本治療は安全であると評価された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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