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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻10号

1997年10月発行

文献概要

臨床報告

レーザー治療後の加齢黄斑変性症の再発

著者: 飯島裕幸1 神戸孝1 塚原康司1 譲原大輔1 斎藤森1

所属機関: 1山梨医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1718 - P.1722

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 脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性症34例35眼での,レーザー光凝固後の経過を検索した。3か月以上経過の時点で,脈絡膜新生血管の瘢痕化が10眼にあり,大出血が5眼にあった。20眼では,再発が疑われて2回以上の凝固が行われ,19眼で瘢痕化が得られた。新生血管の遺残または再発があった20眼中16眼では,光凝固後6週以内に行つた螢光眼底造影でこれが発見された。光凝固治療を行った本症では,螢光眼底造影を含む経過観察が必要である

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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