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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻10号

1997年10月発行

臨床報告

ウノプロストン点眼液の開放隅角緑内障に対する追加投与成績

著者: 大橋正明1 蕪城俊克2 白土城照2 安達京2

所属機関: 1旭中央病院眼科 2東京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1751 - P.1754

文献概要

 0.12%ウノプロストン点眼液を原発開放隅角緑内障66例66眼に投与した。全例がすでに他の薬物による緑内障治療を受けていた。ウノプロストン追加前3か月間の平均眼圧を基準とし,追加後の眼圧と比較した。効果は,房水の流出圧の改善率が20%以上維持されていることを生存の条件とした生命表法で解析した。その結果,1,3,6か月それぞれでの生存率1よ54.5,42.1、35.5%であった。眼圧下降効果の持続と関連する背景因子をCOx比例ハザードモデルで検討した結果,性別,年齢,投与前眼圧,手術既往,併用薬物のいずれも有意な相関を示さなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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