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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻11号

1997年10月発行

文献概要

オキュラーサーフェスと私

オキュラーサーフェスと私

著者: 木下茂1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.85 - P.85

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 オキュラーサーフェス(ocular surface)という概念と言葉は,Richard A Thoftが生み出したものと記憶している。彼は1979年にBostonの出版社Little Brownから,『Ocular Surface』という通称“red book”と呼ばれる本をInternational Ophthal-mology Clinic Seriesの一つとして出版した。
 この中でオキュラーサーフェスの概念をまとめあげ,眼表面を角膜あるいは結膜というように個々にみるのではなく。全体として捉えることを提唱したわけである。その後,この概念は非常に有用なものとして広く使われるようになったが,最近ではこの言葉の使用範囲が拡大しすぎて,概念が混乱しているように感ずることもある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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