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オキュラーサーフェスと私
オキュラーサーフェスと私
著者: 木下茂1
所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.85 - P.85
文献購入ページに移動 オキュラーサーフェス(ocular surface)という概念と言葉は,Richard A Thoftが生み出したものと記憶している。彼は1979年にBostonの出版社Little Brownから,『Ocular Surface』という通称“red book”と呼ばれる本をInternational Ophthal-mology Clinic Seriesの一つとして出版した。
この中でオキュラーサーフェスの概念をまとめあげ,眼表面を角膜あるいは結膜というように個々にみるのではなく。全体として捉えることを提唱したわけである。その後,この概念は非常に有用なものとして広く使われるようになったが,最近ではこの言葉の使用範囲が拡大しすぎて,概念が混乱しているように感ずることもある。
この中でオキュラーサーフェスの概念をまとめあげ,眼表面を角膜あるいは結膜というように個々にみるのではなく。全体として捉えることを提唱したわけである。その後,この概念は非常に有用なものとして広く使われるようになったが,最近ではこの言葉の使用範囲が拡大しすぎて,概念が混乱しているように感ずることもある。
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