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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻11号

1997年10月発行

文献概要

特集 オキュラーサーフェスToday Ⅲ 屈折矯正手術

AKの効果と限界

著者: 吉富文昭1

所属機関: 1太宰府吉富眼科

ページ範囲:P.113 - P.116

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 乱視矯正角膜切開術astigmatic keratotomy (以下,AK)は(エキシマレーザーが認可されていない)現在,角膜乱視に対する唯一の手術的矯正法であり,とりわけ白内障術後倒乱視(それが医原性であろうが加齢性であろうが)に対しては有効な治療である。しかし,AKは決して万能ではなく,欠陥ないしは限界を有することも明らかとなってきた。それは,角膜乱視の評価を主としてケラトメーターに頼っていた時代には決して気付かれることがなかった角膜表面の変化を,角膜形状解析装置videokeratographyが白日のものとしたからである。後述するように,角膜乱視において我々は線meridian (軸axis)の世界から領域areaの世界へとワープしたといってよい。線は一次元で領域は二次元である。もちろん,二次元の次には三次元が控えているのだが,ここではAKの効果と限界について二次元的に解説を行う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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