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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻11号

1997年10月発行

文献概要

特集 オキュラーサーフェスToday Ⅳ 角膜移植

角膜移植後の視機能

著者: 島﨑潤1

所属機関: 1東京歯科大学眼科学教室

ページ範囲:P.152 - P.154

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1.角膜移植とQuality of vision
 新生血管侵入などのリスクファクターのない角膜移植は,90%近い透明治癒率をもつ。こういった症例では,単に移植片を透明に保つだけではなく,いかに良好な視機能を獲得するかが大きな問題となる。かつて「角膜移植後の屈折異常は,コンタクトレンズで矯正すればよい」といった対応もとられていたが,移植患者の多くは高齢者であること,レンズのフィッティングが難しいことなどより,「できるだけ裸眼,もしくは眼鏡で十分な視力を得るようにする」ことを角膜移植医は目指すべきと思われる。本稿では,角膜移植後に良好な視機能を獲得するためのポイントを述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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