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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻11号

1997年10月発行

文献概要

特集 オキュラーサーフェスToday Ⅴ トピックス—基礎と臨床 粘膜免疫

粘膜ワクチン

著者: 高橋一郎1

所属機関: 1大阪大学微生物病研究所免疫・生体防御研究部門免疫化学分野

ページ範囲:P.184 - P.185

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1.人体最大の免疫臓器:粘膜免疫
 微生物感染症の予防において粘膜免疫が重要であることは,呼吸器,消化器,泌尿生殖器,外分泌腺などの臓器を被覆している広大な粘膜を介して,大部分の病原微生物が体内へ侵入してくるからに他ならない。また1兆個にも及ぶリンパ球が消化管に集結しており,粘膜組織は人体最大の免疫臓器でもある(図)。
 ここでは粘膜免疫の特殊性とそれを応用した経粘膜ワクチンの特徴について焦点をあててみていきたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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