icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻11号

1997年10月発行

文献概要

特集 オキュラーサーフェスToday Ⅴ トピックス—基礎と臨床 微生物学

バイオフィルムと眼感染症

著者: 亀井裕子1

所属機関: 1東京女子医科大学附属第二病院眼科

ページ範囲:P.200 - P.202

文献購入ページに移動
 近年,難治性細菌感染症の原因として,細菌バイオフィルム形成の関与が注目されている。これまで眼科領域においても,眼内レンズ(以下,IOL)挿入眼に発症した眼内炎に細菌バイオフィルム形成がみられた例が報告され1),またIOL,コンタクトレンズ(以下,CL)などのバイオマテリアルに実験的にバイオフィルムを形成しうることが確認されている2,3)
 本項では細菌バイオフィルムの概念および眼科臨床におけるバイオフィルムの関与について最近の知見を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?