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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻11号

1997年10月発行

文献概要

特集 オキュラーサーフェスToday Ⅴ トピックス—基礎と臨床 分子生物学

角膜創傷治癒とコラーゲン,マトリックスメタロプロテアーゼとその阻害剤

著者: 松原正男1

所属機関: 1東京都老人医療センター眼科

ページ範囲:P.215 - P.217

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 角膜は種々のコラーゲンやプロテオグリカンなどの細胞外基質からできており,角膜が損傷を受けるとその修復のためにこれらの物質の合成と分解がダイナミックに行われる。
 上皮では上皮細胞が接着機構を解消して欠損部を覆うように移動し始め,実質では線維芽細胞が創傷部付近に集まる。変性組織は除去され,新たな細胞外基質が分泌されることによって実質や基底膜が修復される。この過程では正常角膜にはみられないような物質も出現し,組織の再構築が完成するにつれ消えていく。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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