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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻12号

1997年11月発行

文献概要

臨床報告

血管痙縮性視神経網膜症を生じた神経節芽細胞腫の1例

著者: 大沼郁子1 山口克宏1 高橋茂樹1 山際岩男2

所属機関: 1山形大学医学部眼科学教室 2山形大学医学部第2外科学教室

ページ範囲:P.1783 - P.1786

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 3歳10か月の女児に,頻脈と多汗などの症状を契機として言高血圧(200/110mmHg)が発見され,腹部画像診断で左側の副腎腫瘍と診断された。眼底には,乳頭浮腫,網膜細動脈の狭細化,硬性白斑があった。腫瘍の全摘術が行われた。腫瘍は副腎原発であり,病理組織学的に低分化型の神経節芽細胞腫と診断された。術後は血圧が低下し,網膜細動脈硬化が改善し,硬性白斑が減少した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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