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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻12号

1997年11月発行

文献概要

今月の表紙

中心窩を通る剥離網膜の断面

著者: 池田史子1 清水弘一1

所属機関: 1群馬大学眼科

ページ範囲:P.1800 - P.1800

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 光学的干渉断層計OCTを使うことで,眼底の断面像が臨床的に検索できるようになった。OCTはOptical Coherence Tomographの略である。
 図に掲げたのは,36歳男子の裂孔原性網膜剥離の眼底。変視症を5日前から自覚している。視力は0.3。眼底下方に剥離があり,赤道部に2個の小さな円孔があるが,剥離網膜の後方に点状の沈着物が多発していること,網膜下に白い線条形成があること,そして剥離と正常部との境界が比較的鮮明であることなどから,網膜剥離は少なくとも3か月前から始まっていたと推定される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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