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臨床報告
文献概要
緑内障24例24眼,対照15例15眼にdynamic法(以下,dynamic)と従来のnorma法(以下,normal)の2種類の視野感度測定法による自動視野計検査(Octopus 101,Program G2)を行い,検査時間,視標呈示回数を比較した。また,両方法による視野障害検出力をVisual field indexおよび各検査点の感度の障害程度を分類し,その総数を調べ比較した。
Dynamicでは検査時間・視標呈示回数ともに緑内障でも対照でもnormalに比べ約35%減少した。しかし,visual field indexや同程度の障害を示した検査ポイントの総数には明らかな差はなかった。一方,short-term fluctuationはnormalに比べdynamicで有意に高値をとった。以上のことからdynamicは臨床的に有用な視野感度測定法であると考えた。
Dynamicでは検査時間・視標呈示回数ともに緑内障でも対照でもnormalに比べ約35%減少した。しかし,visual field indexや同程度の障害を示した検査ポイントの総数には明らかな差はなかった。一方,short-term fluctuationはnormalに比べdynamicで有意に高値をとった。以上のことからdynamicは臨床的に有用な視野感度測定法であると考えた。
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