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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻12号

1997年11月発行

文献概要

臨床報告

Holladay法を用いた白内障術後屈折の評価

著者: 妹尾一恵1 妹尾正1 平良亮子1 千葉桂三1 小原喜隆1 原孜2

所属機関: 1獨協医科大学眼科学教室 2原眼科病院

ページ範囲:P.1863 - P.1867

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 Holladay法とJaffe法で白内障術後の角膜乱視を評価した。対象は90度中心強角膜6mm小切開48眼,135度中心小切開46眼である。術後惹起乱視は,全経過を通して135度中心切開が90度中心切開より小さく,Holladay法とJaffe法の結果は一致した。また,Holladay法で術後早期に90度中心切開の切開経線の平坦化と直交経線の急峻化があったが,135度中心切開では90度ならびに180度経線の変化は軽度であった。一方,135度中心切開の切開経線の変化は,90度中心切開時の切開経線の変化に比べ軽度であったが,直交経線の変化は90度中心切開の直交経線の変化と同様であった。Holladay法は任意の経線上で屈折の変化が算出でき有用である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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