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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻13号

1997年12月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

ヒト結膜嚢内に寄生した東洋眼虫の1例

著者: 楢﨑陽子1 高田陽介12 山本正洋12 長崎雅春3 高尾善則4

所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室 2麻生飯塚病院眼科 3麻生飯塚病院中央検査科 4久留米大学医学部寄生虫学教室

ページ範囲:P.1889 - P.1892

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 19歳女性が左眼の有痛性異物感を自覚した。アレルギー性結膜炎として治療を受けたが改善しなかった。8か月後に左眼から虫体が排出され,その翌日飯塚病院眼科を受診した。右眼には異常がなく,左眼の瞼結膜に充血と濾胞形成があった。受診した夕方にさらに1匹の虫体が排出された。その後結膜炎は寛解した。2匹目の虫体は,東洋眼虫Thelazia callipaedaの雄の成虫と同定された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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