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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻13号

1997年12月発行

文献概要

臨床報告

網膜色素線条症のインドシアニングリーン螢光眼底造影所見

著者: 山西朗子1 川村昭之1 湯沢美都子1

所属機関: 1日本大学駿河台病院眼科

ページ範囲:P.1945 - P.1949

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 網膜色素線条症24例48眼に対し,ビデオ赤外螢光眼底造影(lA)とフルオレセイン螢光眼底造影(FA)を行い比較検討し,以下の結果を得た。(1) lA後期に造影される色素線条部所見は過螢光型と低螢光型があり,過螢光型のほうが脈絡膜新生血管膜(CNM)発生が高率であった。(2)顆粒状にみえる低螢光の背景所見は本疾患に特徴的であり,CNMを合併している例に多くみられた。(3) lAは線条部や病変の拡がりを把握するうえで,FAより有用であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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