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連載 眼科手術のテクニック・87
涙嚢鼻腔吻合術(2)—骨窓作成から吻合弁作成まで
著者: 中村泰久1
所属機関: 1聖隷浜松病院眼形成眼窩外科
ページ範囲:P.124 - P.125
文献購入ページに移動 1.骨窓のデザイン縦径約10mmの骨窓をデザインする(図1)。
2.骨窓の作成ドリルを用いて骨を削り(図2),鼻腔側の骨膜が現れたら骨ゾンデを用いて剥離する(図3)。ドリルを用いる際は,熱の発生を抑え,かつ局所を洗浄する目的で注水と吸引を行う必要があり,これらを片手で交互に行える器具(ハイドロフロー)を用いると便利である(図2)。骨壁の一部はケリソンの骨鉗子(図4)を用いて切除する。後涙嚢稜付近まで骨を削り,骨窓を完成する(図5)。
2.骨窓の作成ドリルを用いて骨を削り(図2),鼻腔側の骨膜が現れたら骨ゾンデを用いて剥離する(図3)。ドリルを用いる際は,熱の発生を抑え,かつ局所を洗浄する目的で注水と吸引を行う必要があり,これらを片手で交互に行える器具(ハイドロフロー)を用いると便利である(図2)。骨壁の一部はケリソンの骨鉗子(図4)を用いて切除する。後涙嚢稜付近まで骨を削り,骨窓を完成する(図5)。
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