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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻2号

1997年02月発行

文献概要

臨床報告

眼窩腫瘍に対するクレーンライン法の術後合併症

著者: 横山大輔1 井上正則1

所属機関: 1神戸大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.169 - P.171

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 過去8年間に施行した,側方アプローチ法(クレーンライン法)による眼窩腫瘍摘出術12例の術後合併症について検討した。症例の病理組織学的診断は眼窩炎性偽腫瘍6例,悪性リンパ腫2例,髄膜腫,神経鞘腫,血管外皮腫,多形腺腫はそれぞれ1例ずつであった。そのうちの5例に合併症がみられ,内訳はリンパ系腫瘍4例,髄膜腫1例であった。全例とも腫瘍は筋漏斗内に及んでいた。術後合併症は腫瘍の局在だけでなく,腫瘍の性質にもかなり依存すると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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