icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻2号

1997年02月発行

文献概要

臨床報告

日本人上眼瞼の眼窩隔膜と脂肪組織のMRI所見

著者: 井出醇1 山口哲男1 久保木紀子1 真野俊治1 真田知彰2 細矢貴亮3

所属機関: 1井出眼科病院 2真田眼科医院 3山形大学医学部放射線科

ページ範囲:P.173 - P.177

文献購入ページに移動
 10代より60代までの日本人7名4眼の上眼瞼をMRIを使つて調査した結果,以下のことが判明した。
1)眼窩隔膜と挙筋腱膜との合流部は,全例において瞼板上縁付近の高さかそれより上方であった。
2)また14眼瞼中13眼瞼に瞼板前脂肪を認め,14眼強中8眼瞼でfibroadipose trssueが合流部より 下降していた。
3)上眼瞼下部にみられるという眼窩脂肪のヘルニア状形成は,瞼板前脂肪やfibroadipose tissueと混 同したか,鼻側に偏位した矢状断面の組織像をみて判断したものと思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?