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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻3号

1997年03月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

硝子体手術を行ったpit-macular syndromeの2例

著者: 三田村佳典1 竹内忍1 塚原逸朗1 松村哲1 中原正彰1 工藤春彦1 葛西浩1

所属機関: 1東邦大学佐倉病院眼科学教室

ページ範囲:P.251 - P.254

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(展示151) 光凝固が無効であったpit-macular syndrome2例に対し硝子体手術を行い,1例にのみ網膜の復位が得られた。螢光眼底造影では2症例ともpitは初期相で低螢光,後期相で過螢光を示し,復位例では術後網膜が復位した後も同様の所見が得られた。2例とも硝子体手術の術中に異常なCloquet管を思わせる硝子体索状物が観察され,pit付近に付着しているのが確認された。術後復位が得られなかった症例では,原因として光凝固の範囲が不十分であった可能性,色素レーザーで過凝固にした可能性が考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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