icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻3号

1997年03月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

エキシマレーザー屈折矯正術後のcentral islandの視力への長期的影響

著者: 加藤恵利子1 冨井聡1 木下茂1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.293 - P.297

文献購入ページに移動
(25D-1) Visx Twenty/Twenty Excimer Laser Systemで,Ver.3.2とVer.4.0〔central island(Cl)発生予防プログラム〕の2種類のアルゴリズムを使用し,術前の矯正視力が1.0以上を示す30例55眼に対してエキシマレーザー屈折矯正術(photorefractive keratectomy:PRK)を施行した。術後1か月に角膜形状解析を行つてClの有無を判定した。Ver.4.0ではClを認めなかつたため,Ver.3.2のCl(+)群,Ver.3.2のCl (−)群,Ver.4.0のCl (−)群の3群で,術前,および術後2年までの矯正視力を比較検討した。術後1年までは3群間に有意な差を認め,PRK後のCl発生に対する予防プログラムの長期的な有用性が示された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?