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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻4号

1997年04月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

特発性黄斑円孔に対する硝子体手術後のアンケート調査

著者: 田爪志保1 直井信久1 中崎秀二1 永友武郎1 澤田惇1

所属機関: 1宮崎医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.469 - P.472

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(24M-1) 硝子体手術を行った片眼性特発性黄斑円孔患者61例について自覚症状のアンケート調査を実施し,51例で回答を得た。術前の自覚症状としては変視症(75%),中心暗点(69%),視力の低下(69%)が多かった。これらの症状は術後各々72%,64%,62%で.自覚的に改善した。術前に遠近感や立体感の低下を自覚したものは約30%と少なかった。術後の自覚症状が「大幅に改善した」と回答したものは,発症から6か月未満の新鮮例や円孔サイズ600μm未満の円孔や術後視力0.6以上の症例に多かった。手術を受けて良かったとする満足度は88%であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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