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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻4号

1997年04月発行

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

多胎児における未熟児網膜症

著者: 丸山佳子1 中野徹1 直井信久1 澤田惇1 池田智明2 池ノ上克2

所属機関: 1宮崎医科大学眼科学教室 2宮崎医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.515 - P.518

文献概要

(25A-3) 1991年7月〜1996年8月に宮崎医科大学附属病院眼科を受診した多胎新生児35組77例(双胎28組,品胎7組)における未熟児網膜症について報告した。未熟児網膜症とそれに影響を与えると予想される諸因子をレトロスペクティブに調査し,特に同胞間で未熟児網膜症のステージに差のある症例を対象に増悪因子について検討した。出生体重,アプガースコア1分値,サーファクタント投与が未熟児網膜症の発症と相関しており,特にアプガースコア1分値は増悪とも相関していた。出生時の全身状態が,未熟児網膜症の発症および増悪に大きく関与していると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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