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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻4号

1997年04月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

治療的エキシマレーザー表層角膜切除術後の長期経過と再発率

著者: 寄井秀樹1 高橋圭三1 大橋裕一1

所属機関: 1愛媛大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.531 - P.534

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(25D-3) 治療的エキシマレーザー表層角膜切除術(phototherapeutic keratectomy)後,2年以上経過観察できた20例26眼(顆粒状角膜変性症14眼,帯状角膜変性7眼,格子状角膜変性症3眼.膠様滴状角膜変性症1眼,再発性角膜びらん1眼)の長期経過と再発率を検討した。術後2年時では全症例で術前以上に矯正視力が改善をした。再発は,顆粒状角膜変性症に14眼中1眼(7%),帯状角膜変性では7眼中4眼(57%)にあったが,極めて軽度であり,視力低下はなかった。本手術は角膜表層病変に対し視力的には有効な手技であるが,再発は他の治療法と同様,避け得ないものと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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