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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻4号

1997年04月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

内眼手術後眼内炎の治療成績

著者: 永井靖子1 平形明人1 三木大二郎1 堀田一樹1 篠田啓1 樋田哲夫1 藤原隆明1

所属機関: 1杏林大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.581 - P.584

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(26B2-17) 内眼手術後眼内炎12例12眼(原疾患は白内障7眼,眼内レンズ毛様溝縫着1眼,緑内障4眼)に対し,治療法,起因菌,視力予後などをレトロスペクティブに検討した。全症例中角膜切開が3眼に施行されておりでうち2眼は耳側切開であった。12眼中11眼に硝子体切除術を施行し,3眼には術中の抗菌薬眼内注入も追加した。房水と切除硝子体からの培養により起因菌は7眼で同定され,内訳はStfeptococcus 4眼(3眼はα群),Methicllin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA)2眼,Enterococcus faecalis 1眼であった。特に,StrePtococcusを起因菌とする症例で予後不良の傾向がみられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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