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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻4号

1997年04月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

アミオダロン角膜症の3例

著者: 貝田智子1 小川月彦1 雨宮次生1 早野元信2 矢野捷介2

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室 2長崎大学医学部第三内科学教室

ページ範囲:P.631 - P.634

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(展示26E-11) 抗不整脈治療薬であるアミオダロンの投与中に,3例に角膜症が生じた。発症時期は,それぞれ投与開始から2か月,4か月,6か月であった。最後の例では投与を中止したのち長期に角膜症が残った。各例での角膜症の程度は,Miller分類でgrade I,I,IIIであった。自験例と本邦での報告例の検討で,投与量と投与期間は角膜症の程度とは相関しなかった。アミオダロン角膜症は,他の重篤な合併症を予想する上で有力な視標となりうる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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