icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻4号

1997年04月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

急速進行性糸球体腎炎に発症した網膜静脈閉塞を伴った乳頭血管炎の1例

著者: 森脇光康1 白木邦彦1 安成隆治1 三木徳彦1 加茂雅朗2

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教窒 2大阪市立北市民病院眼科

ページ範囲:P.663 - P.666

文献購入ページに移動
(展示128) 62歳男性に急速進行性糸球体賢炎が突発した。ステロイド薬のパルス療法,腎透析が行われた。発症3か月後に左眼に視力障害と視野異常を自覚した。この時の矯正視力は右1.0,左0.4であった。右眼には乳頭の上下方向に火炎状網膜出血があり,左眼には下方網膜静脈閉塞に乳頭血管炎の所見があった。高血圧と貧血を認めたが,急速進行性糸球体腎炎が乳頭血管炎の原因と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?