icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻4号

1997年04月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

ルアー針による角膜穿孔ならびに網膜下血腫の1例

著者: 樋上泰成1 竹安一郎1 井上元宏1 濱田潤1

所属機関: 1大阪医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.671 - P.673

文献購入ページに移動
(展示131) 20歳男性が魚釣中に,ルアー針が左眼に刺入した。2時間後に受診し,角膜穿孔,ルアー針の先端の前房内留置,前房出血があった。視力は20cm指数弁であった。異物の除去と角膜縫合を行った。翌日に網膜下血腫が発見された。受傷後10日目にtissue-plasminogenactivatorを併用する網膜下血腫除去術を行い,視力は0.2に回復した。脈絡膜破裂による外傷性網膜下血腫にこの手技が有効であった1例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?