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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻4号

1997年04月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

光覚を失った視神経乳頭黒色細胞腫の1例

著者: 中村秀夫1 中村敏1 山木邦比古1 櫻木章三1

所属機関: 1秋田大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.687 - P.690

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(展示169) 著明な視機能障害を呈し,最終的に失明した視神経乳頭黒色細胞腫の1例を経験した。28歳男性で,左眼の視神経乳頭部に漆黒の腫瘍と,これを中心とし黄斑部を含む領域に網膜浮腫,小出血,白色滲出物があった。視力低下,視野狭窄が次第に進行し,初診から1年9か月目に視力0となった。臨床的には悪性の経過をたどっているが,視神経乳頭黒色細胞腫と考え,現在も保存的に経過を観察している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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