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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻5号

1997年05月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

3.2mm耳側および鼻側角膜切開と3.2mm上方強膜切開による無縫合白内障手術の術後角膜乱視変化

著者: 井上博1 小川徹郎1

所属機関: 1東京医科大学八王子医療センター眼科

ページ範囲:P.846 - P.850

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(展示59) 3.2mm切開無縫合手術でシリコーン眼内レンズ(AQ110N)の挿入を行った上方強膜切開,耳側角膜切開,鼻側角膜切開の3群100眼の術後6か月までの角膜乱視変化を比較した。平均角膜乱視量,惹起角膜乱視絶対量,軸乱視量は鼻側角膜切開群で大きく,他の2群では小さく推移し,術後上方強膜切開群は倒乱視化,角膜切開群は直乱視化を示した。術後角膜形状変化は鼻側角膜切開群で最も大きく軽減傾向も乏しかった。一方,他の2群は術後軽減傾向を示すが,耳側角膜切開群では術後6か月までフラット化とスティープ化が残存するのに対し,上方強膜切開群の切開創付近のフラット化は消失し,術後角膜形状変化は最も小さかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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