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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻5号

1997年05月発行

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(3)

学会原著

インターフェロン投与中に両眼に網膜中心静脈閉塞症を発症した過粘稠度症候群を伴った白血病の1例

著者: 土橋達夫1 敷島敬悟1 北原健二1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.873 - P.875

文献概要

(展示237) 29歳男性の慢性骨髄性白血病に対して,インターフェロンα600万単位を隔日に投与開始した。第4回目の投与後,両眼に切迫型網膜中心静脈閉塞症が発症した。インターフェロン中止とウロキナーゼ投与で,眼底所見は4週後に軽快した。白血病による過粘稠度症候群が基盤にあり,インターフェロン投与が網膜中心静脈閉塞症発症の誘因になったと解釈された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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