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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻5号

1997年05月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

老人保健法基本健康診査における緑内障の検出

著者: 秋田恵子1 今泉信一郎1 中西史憲1 秋庭幹生1 郡山市眼科医会

所属機関: 1今泉眼科病院

ページ範囲:P.881 - P.884

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(24-A2) 緑内障の早期発見を目的とした健診システムを検討す。るために,平成7(1995)年度郡山市老人保健法基本健康診査(以下,老健法健診)において緑内障の検出を行い,全国共同調査と検査方法や有病率の比較をした。対象は40歳以上の眼底撮影受診者5,186人で,健診で緑内障が疑われた105人のうち,51人が医療施設で精査を受け,23人が緑内障と診断された。原発開放隅角緑内障(以下,POAG)が8人,正常眼圧緑内障(以下,NTG)は15人であった。緑内障推定有病率はO.91%(POAGO.31%,NTG0.61%)となった。全国共同調査に比し緑内障推定有病率が低く,老健法健診における眼圧測定,両眼撮影の施行などの必要性が示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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