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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻5号

1997年05月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

発育異常緑内障の手術成績

著者: 清水康平1 栃久保哲男1 吉田正至1 渡辺博1 河本道次1

所属機関: 1東邦大学医学部第1眼科学教室

ページ範囲:P.885 - P.888

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(24-A12) 発育異常緑内障の術後成績に影響すると思われる高眼圧持続期間,手術方法,発見年齢について検討した。対象は,最近の7年間に発育異常緑内障と診断された9例16眼とした。手術方法は,主として二重強膜弁法によるトラベクロトミーを行い,必要に応じて深部強膜切除,あるいはトラベクロトミーを併用した。晩発型の1例2眼は,再手術を要したが全ての症例で術後眼圧コントロールが良好であった。
 高眼圧持続期間が短く,他覚症状が出現しやすい早発型のほうが、視機能予後が良好であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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