icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻5号

1997年05月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

エキシマレーザー屈折矯正手術後の上皮下混濁と矯正精度

著者: 丸尾敏之1 征矢耕一1 松田修実1 国富由紀子1 神谷和孝1 水流忠彦2

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室 2東京大学医学部附属病院角膜移植部

ページ範囲:P.943 - P.947

文献購入ページに移動
(25D-7) エキシマレーザー角膜屈折矯正手術(photorefractrve keratectomy)後の角膜上皮下混濁を定量的に評価し,角膜上皮下混濁に対するステロイド薬点眼の効果,および上皮下混濁と屈折矯正精度の関連について検討した。対象は本手術を行った20名30眼で,角膜上皮下混濁はScheimpflug撮影装置を用いて行った。角膜上皮下混濁は術後1か月に極大になり,その後徐々に減少した。0.1%ベタメタゾン点眼期間が1か月の群と2か月の群の間には,上皮下混濁の程度に有意な差はなかった。角膜上皮下混濁の強い例では術後近視側への矯正誤差を生じる傾向があった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?