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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻5号

1997年05月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

強度近視のクオリティ・オブ・ライフ—general well-being scheduleを主軸にした調査結果の解析

著者: 二神創1 大野京子1 伊藤睦子1 所敬1 中山健夫2

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部眼科学教室 2東京医科歯科大学難治疾患研究所疫学部門

ページ範囲:P.1013 - P.1016

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(展示42) 強度近視のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を調査するにあたり,心理面をみる項目を重視し,心理的良好感を測定する尺度であるDupuyのgenera well being schedule (GWBS)を主軸にした予備調査票を試作した。この調査票を用い強度近視患者105名に対し調査を行い,単純相関検定,重回帰分析によりQOLの向上に関与する因子を検討した。その結果,強度近視患者のQOLの向上には,眼の将来への不安,疾患の受容,憂鬱感,心の支え・生き甲斐といった心理状態を反映する項目が強く関与していた。今回の調査結果を基にQOLの構造を再構築し,調査票の改善を行う予定である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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