臨床眼科51巻6号

1997年06月発行

連載 今月の話題

中心性漿液性網脈絡膜症とその類縁疾患—ICG螢光造影所見から

著者： 飯田知弘¹

所属機関： ¹群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲：P.1011 - P.1018

文献概要

　インドシアニングリーン螢光造影所見から，中心性漿液性網脈絡膜症では，脈絡膜血管レベルの病変が潜在的にあり，それにより二次的に網膜色素上皮の外血液網膜柵が破綻することで，はじめて漿液性網膜剥離が形成されて，臨床的にみるような疾患となると考えられる。