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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻6号

1997年06月発行

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(4)

学会原著

Bacillus subtilisによる眼瞼感染症と考えられた1例

著者: 高村浩1 山口克宏1 高橋茂樹1

所属機関: 1山形大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1061 - P.1063

文献概要

(25C2-11) Bacillus subtilisによる眼瞼感染症と考えられた症例を報告した。症例は2歳,女児。左上眼瞼に発赤,腫脹および腫瘤形成がみられた。抗生物質を投与しても軽快しなかった。CTやMRIで左上眼瞼に腫瘤陰影がみられたため悪性腫瘍を疑い,腫瘤摘出術を行った。病理組織学的に悪性像はなく,肉芽腫様炎症像がみられたため何らかの感染症が疑われた。腫瘤表面からの細菌培養にてBacillus subtilisが検出されたことから,本症例は本菌による眼瞼感染症と考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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