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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻6号

1997年06月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

アシクロビル眼軟膏の副作用調査

著者: 岡本茂樹113 石橋康久213 井上幸次313 内尾英一413 大橋裕一113 北川和子513 木村泰朗613 小紫祐介713 塩田洋813 下村嘉一913 高村悦子213 田川義継1013 内藤毅813 中川尚213 長谷川伸子613 秦野寛1113 林皓三郎1213 松田彰1013

所属機関: 1愛媛大学 2東京女子医科大学 3大手前病院 4横浜市立大学 5金沢医科大学 6順天堂大学 7神戸市立中央市民病院 8徳島大学 9大阪大学 10北海道大学 11佐伯科クリニック 12神戸市立環境保健研究所 13眼ヘルペス研究会

ページ範囲:P.1112 - P.1114

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(26E-15) アシクロビル眼軟言の副作用を国内11施設で調査した。過去1年間に単純ヘルペスウイルスまたは水痘帯状疱疹ウイルスによる角結膜炎と診断され,アシクロビル眼軟膏の投与を受けた患者255例を対象とした。男142例1女113例で,年齢は48±20歳である。副作用は73例にあり,点状表層角膜症(SPK)72例,結膜びらん3例,眼瞼炎2例であった。発症までの期間は19.6±14日,部位は角膜下1/2が39例であった。副作用は減量または中止によって容易に消失した。アシクロビル眼軟膏の副作用が頻度が高いことと,点状表層角膜症が主要な副作用であることが判明した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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