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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻6号

1997年06月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

最近経験した化学眼外傷の予後

著者: 矢島伊都子1 久保田芳美1 飯野直樹1 秋山朋代1 杤久保哲男1 河本道次1

所属機関: 1東邦大学医学部第一眼科学教室

ページ範囲:P.1120 - P.1122

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(展示14) 過去5か月の問に当院救急外来を受診した化学眼外傷6例の予後を解析した。苛性ソーダ2眼,セメント2眼,消石灰1眼,強酸性の錫の剥離剤1眼であった。1眼で0.8,他の5眼で1.0の最終視力が得られた。全例が飛入から5分以内に洗眼を行っていた。化学眼外傷の予後を決定する要因は,薬物の種類と濃度,初期治療の開始時期,受診までの時間,保護眼鏡の有無、輪部結膜の虚血,palisades(Vogt)の消失などであった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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