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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻6号

1997年06月発行

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(4)

学会原著

点眼麻酔下の小切開白内障手術後早期の眼圧経過

著者: 宮澤大輔1 栗本康夫1 近藤武久1

所属機関: 1神戸市立中央市民病院眼科

ページ範囲:P.1127 - P.1129

文献概要

(展示31) 点眼麻酔下の小切開白内障手術予定者で,緑内障などの術後眼圧上昇の危険因子がない61例62眼で,術前後の眼圧を測定した。眼圧降下のための治療は行わなかった。術前の眼圧は,14.9±2.2mmHg(平均±標準偏差)であり,術後3,6,10,24時間後,2日後,3日後の眼圧は,それぞれ18.2±3.6,17.9±3.4,17.1±3.2,15.0±2.8,13.7±2.4,13.1±2.1mmHgであり,経過中30mmHgを越えた症例はなかった。術後早期の眼圧上昇は,年齢,眼軸長,超音波操作時間,手術所要時間,切開方法のいずれとも相関しなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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