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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻6号

1997年06月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

視力障害を初発症状とした転移性肺癌の1例

著者: 大谷篤史1 森秀夫2

所属機関: 1京都大学大学院視覚病態学 2大津赤十字病院眼科

ページ範囲:P.1154 - P.1156

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(展示96) 34歳女性が右眼の視力低下と変視症で眼科を受診した。右眼後極部に黄白色の隆起性病変があり,転移性脈絡膜腫瘍が疑われた。CT検査で脳,肺,肝,子宮前方に腫瘍があり,Gaシンチグラムで肋骨,腸骨,腰椎に転移所見があった。卵巣と腸骨の腫瘍切除で,組織学的に肺原発の腺癌が強く疑われた。比較的若年者ながら,眼所見を契機として肺癌が発見された例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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