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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻6号

1997年06月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

14年後に再発した原田病の1例

著者: 岸浩子1 村尾多鶴1 三嶋弘2

所属機関: 1広島三菱病院眼科 2広島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1165 - P.1168

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(展示109) 36歳男性が乳頭周囲浮腫型の原田病を発症した。副腎皮質ステロイド薬(ステロイド)の大量療法で,合併症なしに治癒し,以後夕焼け状眼底を呈していた。初回発症から14年後に典型的な原田病が再発し,両眼に虹彩毛様体炎,漿液性網膜剥離,脈絡膜剥離が生じた。再びステロイドの大量投与で治癒した。いったん治癒した原田病が長期間の経過後に再発しうることを示す例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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