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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻6号

1997年06月発行

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(4)

学会原著

最近5年間の特発性黄斑円孔の手術成績

著者: 渡邊敏夫1 樋上泰成1 清水一弘1 兜坂法文1 濱田潤1 南政弘2 石田理2 佐藤文平2 福原雅之3 奥田隆章3

所属機関: 1大阪医科大学眼科学教室 2南大阪病院眼科 3生駒総合病院眼科

ページ範囲:P.1183 - P.1185

文献概要

(展示150) 過去5年間に36眼の特発性黄斑円孔に硝子体手術を行った。第1期1眼,第2期8眼、第3期21眼,第4期6眼である。円孔の閉鎖は31眼86%で得られた。非閉鎖例は、第2期2眼,第3期2眼,第4期1眼であった。視力の改善は,第3期以下で90%,第4期で33%で得られた。第4期2眼に自己血清を用いたが視力は改善しなかった。視力の転帰は発症からの期間と無関係であり,発症と症状の自覚が必ずしも一致しないと推定された。自動視野計による中心感度の測定は,固視に問題があるが,視機能回復の指標として有用であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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