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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻6号

1997年06月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

多局所網膜電図による黄斑円孔硝子体手術例の評価

著者: 細川瑞1 坂上憲史1 大橋裕一1 石川明邦2 清岡博士2

所属機関: 1愛媛大学医学部眼科学教室 2鷹の子病院眼科

ページ範囲:P.1225 - P.1229

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(展示203) 多局所網膜電図を用いて,特発性黄斑円孔8眼の硝子体手術前後の黄斑機能を評価した。円孔の程度は,Stage2が3眼とStage3が5眼であった。矯正視力の平均は,術前0.27から9か月以上の術後0.58に改善した。中心半径5°以内の7点での中心網膜応答密度は,術前の4.10±0.87nV/deg2から術後5.16±0.64nV/deg2に上昇していた(p<0.05)。術前後の黄斑円孔の他覚的機能評価に,多局所網膜電図が有用であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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