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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻6号

1997年06月発行

文献概要

特集 第50回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

視神経乳頭欠損に続発した黄斑部網膜剥離の症例

著者: 奥沢淳治1 堤元信1

所属機関: 1大津市民病院眼科

ページ範囲:P.1237 - P.1240

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(展示213) 31歳男性が1年前からの左眼視力障害で受診した。初診時視力は左0.3であった。両眼に乳頭コロボーマがあり,左眼には乳頭から黄斑を含む網膜剥離があった。左眼乳頭に接する網膜にレーザー光凝固を行ったが剥離は改善しなかった。9か月後に黄斑円孔が生じ,視力0.03に低下した。硝子体手術により視力は0.1に改善した。乳頭の先天異常に続発した黄斑部網膜剥離に対しては,早期の硝子体手術が有効であると推定された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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