icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻7号

1997年07月発行

文献概要

臨床報告

狭隅角眼での毛様突起の位置と形態

著者: 丸山泰弘1 結城尚1 南部真一1 木村保孝1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1341 - P.1346

文献購入ページに移動
 狭隅角眼での毛様体の形態を超音波生体顕微鏡(UBM)で観察した。毛様体の前面と虹彩の後面が接触している所見(虹彩—毛様体接触)が,33眼中26眼(88%)にあった。同様な虹彩—毛様体接触は,正常眼9眼中3眼(33%),開放隅角緑内障眼7眼中2眼(29%)にあった。虹彩—毛様体接触は,前房深度が2.20mm以下の浅前房眼で,より広範囲かつ顕著であった。日本人での狭隅角の成因に,毛様体の前進による虹彩根部の前方移動がある可能性があることを,この所見は示している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら