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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻8号

1997年08月発行

臨床報告

自己閉鎖創白内障術後早期の視機能

著者: 中村邦彦1 ビッセン宮島弘子2 有本華子3 勝海修4

所属機関: 1国立埼玉病院眼科 2東京歯科大学市川総合病院眼科 3 4亀田総合病院眼科

ページ範囲:P.1433 - P.1436

文献概要

 自己閉鎖創小切開白内障術後早期の視機能を評価する目的でvariable contrast visual acuity charts(VCVAC)を用いてコントラスト視力を測定し,これに影響すると考えられる前房内炎症をレーザーセルフレアーメーターで,角膜厚をパキメーターで測定した。高コントラスト視標における矯正視力は術後3日目に安定したが,中〜低コントラスト視標では術後5日目に安定した。これはフレア値が術翌日最高で,術後5日目で安定する傾向と一致していた。また角膜厚は術前,術翌日,術後3〜5日目で有意な差がなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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