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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻8号

1997年08月発行

文献概要

臨床報告

脈絡膜骨腫の視力経過

著者: 赤松亮子1 松永裕史1 宇山昌延1

所属機関: 1関西医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1509 - P.1513

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 最近10年間に脈絡膜骨腫6例8眼を経験し,その眼底所見と視力の経過を調べた。脈絡膜骨腫は徐々に拡大した。骨腫が黄斑部中心窩の下に拡大しても視力低下をみなかった。しかし,脈絡膜骨腫の50%に脈絡膜新生血管が発生し,黄斑部中心窩に脈絡膜新生血管が発生すると急激に視力低下を来し視力不良になった。脈絡膜骨腫のみの浸潤では視力は良好であったが,脈絡膜新生血管が発生すると視力が低下することがわかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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