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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻9号

1997年09月発行

文献概要

臨床報告

インターフェロンにより増悪した糖尿病網膜症の1例

著者: 銭丸達也1 広川博之2 武田守正3 吉田晃敏2 佐々木有海4

所属機関: 1市立稚内病院眼科 2旭川医科大学眼科学教室 3北海道社会保険中央病院眼科 4市立稚内病院内科

ページ範囲:P.1555 - P.1558

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 C型肝炎が発症したのちに糖尿病が発見された38歳男性が,当科を紹介された。視力は正常であり,前眼部,中間透光体,眼底に異常はなかった。インターフェロンαによる治療開始の2か月後,両眼底に軟性白斑と網膜出血が生じた。網膜症がさらに進行したので,汎網膜光凝固を行った。初診から9か月後,左眼に硝子体出血が発症し,硝子体手術で治癒した。本例は,糖尿病網膜症がインターフェロン投与で悪化したものと解釈された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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