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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻9号

1997年09月発行

文献概要

臨床報告

ウノプロストン点眼液の難治性緑内障に対する追加投与成績

著者: 蕪城俊克1 大橋正明2 白土城照1 安達京1 浜田知久馬3 加賀谷文絵4

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室 2旭中央病院眼科 3東京大学医学部薬剤疫学教室 4三井記念病院眼科

ページ範囲:P.1599 - P.1602

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 難治性緑内障63例75眼に対して,0.12%ウノプロストン点眼薬を追加投与した。症例は、2回以上手術を行った原発緑内障16眼,先天緑内障25眼,続発緑内障34眼であり,薬物治療で十分な眼圧下降が得られていなかった。追加投与前の眼圧値は18〜46mmHg,平均24.7±7mmHgであった。20%以上の房水流出圧が,ウノプロストン投与から1,3,6か月後に,それぞれ48%,33%い24%で得られると推定された。眼圧下降効果は,初期眼圧値,性,年齢手術歴,それまでの治療内容とは,いずれも無関係であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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