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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻9号

1997年09月発行

文献概要

臨床報告

ステロイドパルス療法が奏効した脈絡膜剥離が顕著であった原田病の2症例

著者: 植松恵1 川島秀俊1 山上聡1 渋井洋文1 落合万理1 林みゑ子1

所属機関: 1自治医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1625 - P.1629

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 脈絡膜剥離が顕著であった原田病2例に対し,副腎皮質ステロイドパルス療法を行った。1例は遷延化した症例であり,他の1列は大量漸減療法に反応しなかった症例であった。両症例とも,パルス療法施行後数日で効果が現れ始め,脈絡膜剥離はすみやかに消退し,良好な経過をたどった。また,重篤な副作用は認めず,現在までのところ再発もない。パルス療法は全身状態に注意すれば,重症な原田病にも有用な治療法と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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